官庁街活性化・庁舎整備検討委員会
=官庁街活性化・庁舎整備検討委員会=
市文化会館で開かれた第7回委員会
近江八幡市官庁街活性化・庁舎整備検討委員会が二十日、市文化会館小ホールで開かれた。
今回で七回目の会合では、市が七月から約一か月間公募した「官庁街にぎわいまちづくり官民パートナーシップアイデア提案」に選ばれた事業計画案四案について意見を求めた。
提案は、市民四案、学生三案、事業者三案の計十案の応募があり、市の選考会で五案が選ばれたが、うち一案が事業計画提出の段階で辞退されたため四案が残った。
四案には、文化振興機能に現市文化会館のほか、図書館、美術館、生涯学習施設、観光・産業振興機能として観光情報センターや地元物産販売施設などが提案された。多世代交流機能としては旧市民病院跡地をイベントが催せる緑地公園にする案が多かった。また、カフェや小売り店などの商業施設や道の駅などの案もあった。
委員からは各案に対する具体的な意見は少なかったが「財政的な検討をどうするのか」や「にぎわいのまちづくりにどのような機能を取り入れるのか」、「まちづくりをいつからするのかが見えない」などの質問が出た。
三月末までのあと二回の委員会で、施設の配置機能や事業の手法について話し合うことにしている。事業計画案四案には、新市庁舎の建設場所が現庁舎地になっているものばかりで、市には旧市民病院跡地に移転する考えはないものと受け止められている。