安土駅のジオラマと鉄道模型
=景観や建物を忠実に再現 22日まで1日3回実演披露=
安土図書館に展示されている安土駅のジオラマと鉄道模型
安土駅とその周辺を一五〇分の一に縮尺したジオラマ作品が、安土図書館で展示されている。
六月から始まった「近江鉄道電車ギャラリー写真展」を見に来た人が、安土町下豊浦の鉄道模型愛好家、安居義勝さん(67)を紹介。図書館から要請を受けた安居さんが鉄道模型をはじめた十八年前からコツコツ作りあげたジオラマ作品を運び、展示している。横二メートル二十センチ縦九十センチの大きさで、駅舎をはじめ、ホーム、駅前の駐在所、ロータリー広場の信長像までが忠実に再現されている。中でも安土駅にしかない建造物は全て手作り。
安居さんは「安土駅は通勤で毎日通った駅なので愛着があり製作した。何度も駅まで足を運び、周辺の風景や建物が忠実に再現させることに苦心しました」と話している。
電車はJR琵琶湖線を走っている車両(Nゲージ)を集め、実際に走らすことができ、あす二十二日まで安居さんが来館して、ジオラマで鉄道模型を運転する実演を披露している。実演時間は、午前十一時、午後二時、午後四時の一日三回。問い合わせは同図書館(TEL0748-46―6479)へ。