2012あづち信長まつり その1
第二十八回あづち信長まつり(まつり実行委員会主催)が三日、近江八幡市安土町の中心市街地であり、戦国時代の衣装をまとった住民ら四百人が二・五キロをパレードし、観光客らを楽しませた。
午前十一時、一行はJR安土駅前をスタート。織田信長役の下豊浦区長福井市次さん(72)、豊臣秀吉役の常楽寺区長代理浅野洋治さん(69)らは馬に乗り、笑顔で家族連れらに手を振った。
ホテルニューオウミ(近江八幡市)の社員らは、安土町観光協会が用意した厚紙製のよろい・かぶとをまとって行進。観光キャンペーンガール・あづち天正使節の武蔵真央さん(19)はお江役、千貫真由美さん(19)は濃姫役を務めた。安土中ブラスバンド部員は、華やかな演奏を披露し、盛り上げた。
ゴールの安土城跡大手道広場では、ワゴン車二台分の段ボールを使ってミニ安土城や滑り台、刀などを作る催しがあり、子どもたちが楽しそうに遊んでいた。
あづち信長まつり:市民400人が「武者行列」 催し多彩に
(毎日新聞)
織田信長が天下統一を夢見て安土城を築いた近江八幡市安土町で3日、「あづち信長まつり」が開かれ、信長や徳川家康らにふんした武者行列や信長茶会などさまざまなイベントが繰り広げられ、約3万人の人出でにぎわった(主催者発表)。
まつりは430年前の6月2日、京都・本能寺で自害した信長をしのび、毎年命日に近い日曜日に開かれている。28回目の今年はメーンの「武者行列」に市民400人が参加。武者29人、姫3人、足軽、侍女らにふんして、JR安土駅前から安土城跡大手道広場まで約2キロを練った。鎧(よろい)姿で馬にまたがった信長や秀吉、あでやかな着物に身を包んだ濃姫やお江らが近付くと、観客らは盛んにカメラを向けていた。
行列がたどりつく安土城跡大手道広場に設けられた戦国広場では、住民参加の安土楽市なども催された。