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アスクネイチャー・ジャパン連携調印式

滋賀で発足アスクネイチャー・ジャパン

=自然の知恵生かした未来へ 知識集積、人材育成、産業醸成=

産官学民が協働して自然の知恵から学ぶ地域社会づくりをめざして、「NPO法人アスクネイチャー・ジャパン」との連携協定調印式が七日、近江八幡市のホテルニューオウミであった。
協定は、これまで資源の宝庫として消費し続けてきた自然を、知恵の宝庫として見直し、その応用による技術、産業、ライフスタイルなどの変革の必要性を訴え、自然との共生による活力ある地域社会づくりへのネットワーク構築をうたっている。

NPO法人アスクネイチャー・ジャパンと、自然模倣による持続可能な人間システムデザインを手掛けるバイオミミクリー研究所(米国)、近江八幡市、滋賀経済同友会、近江八幡商工会議所、滋賀県立大学環境共生システム研究センター、滋賀職業能力開発短期大学校、近江八幡エコリージョン推進協議会の八団体が調印した。
同法人の仁連孝昭理事長は、「東日本大震災を悲観的にではなく、そこから新しい世界をつくるきっかけにしたいと思い法人を設立した。自然の資源は永遠に使えない。自然にある無限の英知に根ざした文明に変換する契機。多様な生命が長らえてきたのは、自然と共存する知恵を生み出してきたから。その知恵を私たちの文明に生かして行く技術・システム・人材を育てて行くことが使命」と法人設立の経過を説明し、「東京ではなくて滋賀で始まったのは、新たな文明が生まれる象徴」と設立・連携の意味を強調した。

今後、近江八幡商工会議所内に事務局を置き、自然の知恵から発掘した知識基盤を誰もが利用できるようにして、人材育成・新産業・社会システムの構築を進める。
法人には県内の企業、大学、関係機関などから四十人あまりが参加している。また、バイオミミクリーの提唱者でバイオミミクリー研究所代表のジャニン・ベニュス氏、東北大の石田秀輝教授と中静透教授らがアドバイザーとして参画している。また、滋賀県の後援を受ける。

調印式のあと、仁連孝昭理事長とジャニン・ベニュス氏による記念対談や、ホウセンカのら旋状に並ぶ葉の特性や昆虫の複眼の構造を取り入れ屋根に乗せないソーラープランツ一本で一家庭分の発電をめざした「集光型太陽光パネル」の紹介もあった。
バイオミミクリー技術の例として、カワセミのくちばしの形状を模倣することで騒音と電力使用量を削減した新幹線や、ハスの葉の構造を利用した雨で汚れの落ちる建築外装塗料などがある。
by azch | 2011-10-15 23:07 | 安土町商工会
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