第四十一回企画展「近江の観音像と西国三十三所巡礼」
=4月3日まで好評公開中=
第四十一回企画展「近江の観音像と西国三十三所巡礼」が四月三日まで、県立安土城考古博物館(安土町)で開催されている。
滋賀県は、わが国を代表する観音信仰の盛んな地域として知られている。西国札所のうち六か寺が県内に点在するほか、地域的な観音霊場も数多く存在する。そこで今回、企画展「近江の観音像と西国三十三所巡礼」を開いているもの。
同展では、観音の基本形となる聖観音をはじめ、十一面観音、千手観音、馬頭観音、如意輪観音など、多種にわたる仏像・仏画の名品が集結。観音の化身とされた聖徳太子、菅原道真などの肖像や巡礼札、絵図などの観音巡礼資料などを加えて総数五十二件(百二十点)により、観音の世界を体系的に紹介。入館料金は大人四百五十円(二十名以上の団体三百六十円)、高大生二百五十円(二百円)、小中生、障害者、県内在住の六十五歳以上は無料。