ラ・フェスタ・プリマベラ2010
=クラシックカーが近江路走る=
世界のクラシックカーの祭典「ラ フェスタ プリマベラ」が、十八日から三日間、大阪、京都、滋賀、奈良、三重の二府三県、全長約八百五十キロでラリー大会を繰り広げた。
現コースでは昨年から開催され、二十日には近江路を五十台あまりのクラシックカーが一般道を駆け抜けた。チェックポイントや街頭には大勢の県民が繰出し、声援を送った。
近江八幡市安土町桑実寺の文芸の郷では、町民や周辺市町からのクラシックカーファン三百人あまりが到着を待ち、それまで降っていた雨もやみはじめた午前十時ごろ、美術品のような車が次々と到着するたびに、手や小旗を振って歓迎した。
また、到着したドライバーには、あづち天正使節や商工会女性部員からヨシちまきやヨシ茶がプレゼントされた。
ファンにとってはよだれが出る名車がずらりと並び、有名芸能人などの参加もあって、車の周りにはすぐに人だかりができ、カメラや携帯電話を持った人たちがお目当ての車やドライバーめがけて会場内を小走りに移動していた。
ドライバーは時間調整のひとときを過ごし、ひと息ついて、再びゴールの大阪をめざして、観客に見送られながら出発した。