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西の湖環境保全 滋賀県の提言他

滋賀県 西の湖の浄化・再生に向けた提言

西の湖が泣いています・・・
蛇砂川の出水で流れ込んだペットボトルなどのプラスチックゴミが大量に浮いているものと思われます。 河川の流域でポイ捨てされたゴミは大雨が降ると、雨水とともに身近な水路から河川を通して、ついには西の湖や琵琶湖に流れ込みます。
あなたのちょっとした心遣いで、美しい西の湖を守りましょう!

水質の悪化が著しい西の湖湾奥部について、滋賀県が行う水質浄化事業に伴う利水産業、湖内生物の活性、豊かな自然景観の維持を図るため、様々な分野からの助言を目的として、平成12年に「西の湖湾奥部浄化事業調整会議」が設置されました。
以来、本調整会議では西の湖の水質浄化や良好な水辺の再生に向けたさまざまな検討・協議を行ってきましたが、湖内で実施できる対策だけではその効果に限界があること、そして流域全体での取り組みが必要不可欠であるとの認識から、「西の湖の浄化・再生に向けた提言」をとりまとめました。


西の湖の浄化・再生に向けた提言
1.西の湖浄化に向けた取り組みの推進
湖底に堆積した泥は水質に悪影響を及ぼすだけでなく、生物の生息環境の悪化も招いていることから、これを浚渫する事業を継続して推進する。
また、夏季を中心に過剰に繁茂するオオカナダモなどの水草を除去・管理することによる水環境の改善など、新たな取り組みについても検討する。

2.水環境にやさしい産業活動の推進
農業者においては、水環境に対する意識を高め、既存の水質保全施設(※)を活用し適切に維持管理することにより、西の湖へ流入する汚濁負荷の軽減に努めるとともに、環境にこだわった農業の推進と水環境の保全を目的に県下で取り組んでいる「みずすまし構想」について、西の湖流域における取り組みをさらに推進する。(※)小中之湖地区水質保全施設など
事業者においては、排水規制の遵守はもとより、水環境保全に向けた住民活動への積極的な参加・支援を推進する。

3.流域住民が一体となった取り組みの推進
西の湖沿岸の一部では住民の自発的な定期清掃活動などが行われ、釣り人の意識改革などにも大きな効果をあげているが、一方では降雨後に流域から流れ込むごみが西の湖に漂着するような状況もみられるのが実態である。
流域の人々の生活や産業活動から発生するごみや排水について、西の湖への影響を軽減するような取り組みを流域住民が一体となって推進する。

4.流域と行政との連携の推進
西の湖の浄化・再生に寄与する流域住民のさまざまな自主的活動を広報するとともに、県が取り組んでいる事業についても広く流域住民に発信し、また両者が互いに連携を深めることにより、活動・事業の効果を相乗的に高めることが重要である。



安土町観光協会HPより
夏に近づくとアオコが大量に発生しますが、それは湖底に堆積した泥に窒素やリンが多く含まれていて、それが植物プランクトンを繁殖させるからです。繁殖した植物プランクトンは死ぬと泥になって沈み、再び水中に溶けて西の湖を富栄養化の状態にさせます。これがまた藻やアオコを発生させてますが、これを繰り返していくと湖底に泥が堆積して西の湖は益々悪化していきます。
浚渫工事船はこの泥を取り除いてくれますが、これだけで安土の宝、西の湖は昔のように澄みきった綺麗な西の湖に再生することは出来ません。西の湖に大量に発生しているホテイアオイは窒素やリンを吸収してくれますが冬になると枯れて吸収した窒素やリンを含んだまま湖底に沈み、これが富栄養化の原因になります。
安土の宝、西の湖というならば、冬になって枯れたホテイアオイを見ているだけでなく、直ちに撤去するなど何か具体的な行動を起こしてくださいと 、西の湖は叫んでいると思います。



18年度版 西の湖水質調査(滋賀県環境白書 資料編) 
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西の湖の水質調査は NO1(豊浦港がある奥湾部中央点)、NO3(中央部)、NO20(ヨシ群落奥部)NO5(北之庄沢)、NO6(流出部)の5地点から月1回のサンプリングデータが白書資料編に報告されています。
上の表は白書の186ページに西の湖のNO3(中央部)だけ経時的にまとめられています。
この表を見ると全年度、調査委員会の目標値を超えている項目はCOD(化学的酸素要求量)とT-N(全窒素)の2項目です。
BODは河川の水質を評価する時に使用されるのに対して、CODは湖沼・海域での評価に採用されています。CODが多いということは水中の有機物が多いということです。
有機物が多いと、それが細菌により分解される過程で水中の酸素が消費されます。酸素が少なくなると今度は湖底の泥から窒素やリンが溶け出しきて、それが栄養になって藻やアオコが繁殖して汚濁が進みます。窒素が溶け出してくるのでT-N(全窒素)の値も高くなり悪循環が繰り返されます。

西の湖の水質を調べるには最初はCODとT-N(全窒素)に注目してはどうかと思います。
ちなみに西の湖5地点のデータの中でT-N(全窒素)が最も高いのはNO1(豊浦港がある奥湾部中央点)が西の湖NO3(中央部)1.9に対して2.38となっています。
滋賀県環境白書にリンクしてありますので 、開くと最初のページの右端に平均値2.38と記載されて いるのがわかります。3ページのNO3(中央最深部)の平均値と上の表17年度の数値はイコールです。
高い原因としては安土川、山本川からの汚水も考えられますが、ホテイアオイが繁殖して、枯れて沈んでも、撤去しないのが、データに現れてきているのかもしれません。
上の表から西の湖が良くなっているか、悪くなっているか判断は出来ませんが、T-N(全窒素)が高値安定になってきているのが気になります。
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by azch | 2008-07-04 16:40 | 西の湖環境保全
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