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特別史跡安土城跡の調査・整備事業が2008年度で終了

安土城跡20年間の調査・整備事業が本年度にて終了されることが決まりました。

京都新聞記事(2月9日)
安土城跡 8割未調査で終了へ 08年度期限、県財政難で継続せず
発掘を担当、城郭研究所 史実明かせず落胆

滋賀県安土町にある国の特別史跡安土城跡の調査・整備事業が2008年度で終了する。
これまでに調査が終わったのは史跡指定面積の2割で、織田信長が天下布武の拠点として築いた城の全容解明は後世に託されることになった。発掘調査を担当してきた県安土城郭調査研究所は「調査を続ければまだ明らかになることも多かったはず」と落胆している。

安土城跡の調査・整備事業は1989年度から20年計画で始まった。
天守跡や大手門周辺、伝羽柴秀吉邸跡などの屋敷地などを調査、整備し、城の基本構造が次第に明らかになってきた。
同研究所によるとこれまでに調査、整備を終えたのは史跡指定面積96ヘクタールのうち約17ヘクタール。眺望が開ける八角平は手つかずのままで、ボルトガル人宣教師ルイス・フロイスが書き記した山中の庭園の有無も確認できていない。主郭部のとりで3カ所も未調査だ。
すべて整備を終えるには50年から100年は必要といい、財政構造改革を進める県は、計画の景終年度となる2008年度以降は事業を継続しないことを決めた。史跡近くを通る県道の改良工事に伴い、信長が京都に上るため整傭した「下街道」の発掘調査などの将来構想もあったが、実現の可能性は不透明という。
同研究所の近藤滋所長は「この20年で基本構造が分かり、ほかの城と比較できるようになって
きた。こんな状況だから仕方ないが、防御の遺構などを整傭できず、県民の期待に応えることができないのは残念Lと話している。
安土町の津村孝司町長は「やり残したことがたくさんあると聞いている。やがてまた再開できる時が来ると期待している」.としている。

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県城郭調査研究所の見解
大手門周辺地区の整備が完了しました
平成16年度から発掘成果を基に進めてきた大手門周辺地区の整備が、公衆便所部分を除いて完了しました。平成16・17年度で東西石塁より上部側を整備し、平成18年度では、東西石塁前の広場を中心に整備を行いました。大手前広場は発掘調査によって南北44m、東西100m程であったと推定されていますが、現在はその中央に町道が走っているため、部分的な復元となっています。なお、大手門そのものは後世の改変によりほとんどの礎石等が失われており、その形状を知る手がかりは得られていません。

平成元年度から20カ年計画で始めました安土城跡調査整備事業のうち平成4年度から始めました環境整備につきましては、今年度をもちまして終了します。整備工事を行いました範囲は、安土城跡全体の約14%ほどです。まだまだ解決されていない遺構があるほか、未調査地区も広範囲にあり、調査するたびに新しい発見と新たな疑問点が出てくると思います。これら未知の部分の解明については私たちの後身に託して、さらなる「信長の夢」を追求していただきたく存じます。
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by azch | 2008-02-10 22:39 | 観光ネットワーク
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信長の安土城跡を始め貴重で豊富な歴史文化・自然環境を活かした「安土まちづくり」情報を発信


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