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かわらミュージアムで特別展

魔除けの文化 近江の鍾馗(しょうき)

滋賀報知新聞
=屋根上でにらむ守護神 かわらミュージアムで特別展=
開かれている特別企画展「近江の鍾馗(しょうき)さん」
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 近江八幡市多賀町のかわらミュージアムで特別企画展「近江の鍾馗(しょうき)さん」が開かれている。七月十八日まで。
 鍾馗とは、中国から伝わったとされる道教の神像で、中国の官人の衣装を着て手に剣を持ち、長いひげを蓄え、大きな瞳で睨みつける強面の表情が特徴。
 日本では五月人形の置物として知られ、とりわけ近畿地方では「鍾馗さん」と呼ばれて屋根瓦の上に乗せたり、家屋の壁面に飾り付けたりして悪魔を追い払う魔除けの置物として飾る風習がある。「八幡瓦」の産地であった同市内には、現在も旧家を中心にこの鍾馗が数多く飾り付けられている。
 同ミュージアムでは、瓦職人が個別に注文を受けて制作した鍾馗を通して、建築材料としてだけでなく、幅広い瓦の文化に触れてもらおうと企画した。
 会場には、前田幸一郎館長が旧市街地を訪ね歩いて民家の屋根で見つけた鍾馗を望遠レンズで撮影した写真七十点と八点の実物を並べている。
 瓦職人が腕を発揮したと思われる古いものには、二つと同じ像はなく、片足で鬼を踏みつけているものや剣を逆さまに持っている特殊なものなど、さまざまな鍾馗を紹介。写真撮影した鍾馗がある場所を地図に記した「鍾馗マップ」も作成し配布している。
 前田館長は「写真で紹介している鍾馗は、現在も屋根に乗っているもので古くても百年ぐらいのものでしょう。旧市街地に見られる鍾馗は、寺院の大きな鬼瓦の方向を向いたものが多く、家の中に入り込もうとする悪霊を追い払う意味もあったのかもしれません。瓦屋根のほか、棟や壁面に取り付けられているものもあり、鍾馗に祈る深い思いが伝わってきます」と話している。入館料一般三百円、小・中学生二百円。月曜日休館。問い合わせは、同ミュージアム(TEL0748―33―8567)へ。
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by azch | 2016-06-04 22:06 | 近江八幡市
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