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指定文化財に登録された李邦彦の「詩書」

市指定文化財に登録 朝鮮通信使の詩書
滋賀報知新聞

=第8次通信使、李従事官作 本願寺八幡別院所蔵=
新たに市指定文化財に登録された李邦彦の「詩書」
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 近江八幡市は、先月二十三日に開かれた市文化財保護審議会の答申を受け、同市北元町の本願寺八幡別院に所蔵されている朝鮮通信使従事官・李邦彦の「詩書」を市指定文化財に登録した。
 詩書は、縦一五一・五センチ幅六一・二センチの掛け軸で、正徳元年(一七一一)十二月、第八次通信使が帰国する際、同寺に立ち寄った李従事官が詠んだ七言絶句の詩で、「金台寺(本願寺八幡別院)を再び訪れると、竹垣に雪がうず高く積もっている。移りゆく時間はしばしば私たちの見るものをかえる。(この旅で)私たちはなんと長い時間を(異国で)過ごしているであろうか(要約)」と綴られている。
 従事官は、通信使一行の三役(正使、副使、従事官)の一つで、李は、日本国内に著名な墨跡(ぼくせき・墨筆で書いた文字)を残している。
 しかし、帰国の途中で本人が望郷の念を表したものは、あまり確認されておらず貴重であるとともに、市内に残る朝鮮通信使の関連資料のうち、通信使一行から贈られた詩書はこれ以外になく、後世に伝えていく史料としても貴重であるとしている。
 朝鮮通信使は江戸時代、釜山から大坂(大阪)まで海路、大坂から伏見までは川渡御船で淀川をのぼり、以後、江戸までは陸路で往復した。
 本願寺八幡別院は、陸路に変更してから五番目の宿泊または休憩地として一行が立ち寄った場所で、十二回の通信使のうち九回訪れ、地元の人々が「慶応接待」で盛大に一行をもてなした。
 市では、通信使にゆかりのある自治体や団体でつくる「朝鮮通信使緑地連絡会」と韓国の「釜山文化財団」が、二〇一七年の登録をめざしている世界記録遺産の関連資料としても貴重な役割を果たすものと期待している。
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by azch | 2016-04-06 21:08 | 近江八幡市
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