八幡かわら人形展、連続講座「近江の城郭」
滋賀報知新聞
=飾り瓦の人形展=
近江八幡市多賀町のかわらミュージアムで企画展「八幡かわら人形展」が開かれている。3月6日まで。
八幡瓦は、屋根瓦だけでなく江戸時代から職人たちが腕を競い合う瓦材を使ったさまざまな工芸品を制作した。同展では、ミュージアムに所蔵する貴重な作品の中から人形に焦点を当て、めでたい「恵比寿天と寿人形」やふくよかさを誇張した「お多福」、浮世絵のような「八犬士」など19点を並べている。いずれも当時の高い製造技術や職人のセンスが偲ばれる。また、会場入口には、瓦の創作ひな人形が段飾りで展示されている。入館料一般300円、小・中学生200円。
現地探訪やシンポジウム 観音寺城の魅力発見
=3月5・6日 連続講座=
県教委は連続講座「近江の城郭」の第五回として、現地探訪「観音寺城を探検する」を三月五日、シンポジウム「戦国の近江~観音寺城と佐々木六角氏」を六日に開催する。
観音寺城や城主・佐々木六角氏についての近年の調査・研究の成果を整理し、史跡観音寺城跡の新たな魅力を発見し、広く発信する。
五日は、ぷらざ三方よし(東近江市五個荘塚本町)集合で、川並道、伝布施淡路丸、大土塁、伝本丸、伝平井丸、伝池田丸、大石垣、観音正寺、伝目賀田丸を巡る。
定員は百六十人。四十人ずつ四班(一班・午前九時四十分~午後三時四十五分、二班・十時十分~四時十五分、三班・十時四十分~四時四十五分、四班・十一時~五時五分)で行う。参加無料。健康保険証と弁当、水筒、手袋、タオルなど持参し、動きやすい服装で。
六日は安土文芸セミナリヨ(近江八幡市安土町桑実寺)で午前十時から午後四時半まで、基調講演「佐々木六角氏と近江の戦国時代」「観音寺城の構造」「浅井氏と六角氏」、パネルディスカッション「戦国の近江~観音寺城と佐々木六角氏」を開く。
参加無料。定員は二百五十人。弁当持参。
参加の申し込みは、参加者全員の住所、氏名、代表者の連絡先、参加希望の日(現地探訪は希望班も)を、同教育委員会事務局文化財保護課城郭調査係へ電話(0748―46―6144)か、ファックス(0748―46―6145)、メール(ma16@pref.shiga.lg.jp)のいずれかで。申込締切りは、三月二日午後五時まで。