近江八幡市立郷土資料館
=NHK朝ドラに合わせ 近江八幡市立郷土資料館で企画展=
近江八幡市立郷土資料館で開かれている企画展「廣岡浅子と一柳満喜子」
近江八幡市立郷土資料館で企画展「廣岡浅子と一柳満喜子」が始まった。来年三月二十六日まで。
ヴォーリズ夫人の一柳満喜子(1884―1969)は、十九歳の明治三十六年、大同生命創業者の一人で明治を代表する女性実業家として知られ、また、教育者としても名を馳せた廣岡浅子(1849―1919)と出会い、女子教育の影響を受けた。
また、満喜子が二十五歳の時、廣岡家の兄嫁の勧めもあってアメリカ留学を決意し、八年間、アメリカで暮らした。帰国後は、兄の元に戻り、ヴォーリズと歴史的な出会いを果たすなど、廣岡家と深い親交がある。
企画展は、廣岡浅子を主人公のモデルとしたNHK朝の連続ドラマ「あさが来た」の放送開始に合わせ、二人の交流を紹介するもので、会場には、それぞれの生い立ちや生活環境、共に女子教育家の先駆者として活躍したことや二人が残した業績をパネル展示している。
大同生命から廣岡家の資料の提供を受け、二人の生涯の共通点や目指したこと、活動と成果などを詳しく解説している。また、会場には、満喜子が愛用した着物(友禅長着)二着や膳なども展示されている。
入館料六百円(小・中学生三百円)。開館時間午前九時から午後四時半。月曜と祝日の翌日休館。問い合わせは、同資料館(TEL0748―32―7048)へ。