安土どっとネット

azch.exblog.jp ブログトップ

江戸後期の建築様式を伝える東家住宅

安土町の東家住宅
滋賀報知新聞

=国の有形文化財に登録=
江戸後期の建築様式を伝える東家住宅主屋
e0093407_1593687.jpg

 国の文化審議会は十七日に開いた審議会で県内の五件の建造物を新たに登録有形文化財にするよう文部科学大臣に答申した。これにより、県内の登録件数は三七一件に増えた。

江戸後期の建築様式を伝える
貴重な主屋、土蔵、石垣の3件

登録されたのは、近江八幡市安土町下豊浦の東家住宅の主屋、土蔵、石垣の三件と長浜市の日吉神社本殿と門および玉垣の二件。
 東家住宅は、下豊浦の集落内を南北に通る朝鮮人街道の東側に位置し、敷地中央に主屋、その東側に土蔵、街道沿いに石垣を配置したいずれも江戸時代の築造で、主屋は平成十年に改修が行われているものの、当時の建築様式を今に伝え、国土の歴史的景観に寄与する貴重な建造物として認められた。

棟木に文政12年(1829)、文書庫として建てた墨書がある土蔵 主屋は、入母屋造りの茅葺き屋根を有し(現在は鉄板で覆われている)、内部は、土間から式台を構え、出の間、座敷、奥座敷と続き、裏手には四畳半、六畳間、仏間を配置した六間取りの平面構造となっている。十八世紀後期の古式な形式を示す湖東地域の近世大型民家の好例で、土蔵、石垣とともに旧家の屋敷構えや格式を伝える貴重な文化財とされる。
 上屋柱と下屋柱を立てていることや室内に長押(なげし)を用いていない建築様式と技法から十八世紀後期の建造とみられる。
e0093407_15102532.jpg

棟木に文政12年(1829)、文書庫として建てた墨書がある土蔵
街道に沿った敷地西端に築造され、虎口状の表門前から南側と北側に伸びる石垣 土蔵は、桁行六間、梁間四間の建物で、西面に下屋庇(げやひさし)を設け、棟木には「文政十二年(一八二九)」に文書庫として建てた墨書がある。

 石垣は、街道に沿った敷地西端に築造され、虎口状の表門前から南側と北側に別れている。約一メートルの高さで総延長は五十八メートル。天保二年(一八三一)の家相図に石垣が描かれていることから、江戸後期の築造であると考えられる。
e0093407_1511522.jpg

街道に沿った敷地西端に築造され、虎口状の表門前から南側と北側に伸びる石垣





日本遺産「水の文化」発信へ


=県など9団体が協議会設立=
日本遺産に選ばれた水辺の景観(写真は近江八幡の水郷めぐり)◇全県
 文化庁の日本遺産に認定された「琵琶湖とその水辺景観―祈りと暮らしの水遺産」で地域振興を図ろうと、『日本遺産「水の文化」ツーリズム推進協議会』がこのほど、設立された。
 「琵琶湖とその水辺景観」は、琵琶湖に「水の浄土」を重ねて多くの寺社が建立され、今日も人々を惹(ひ)きつけていることが日本遺産として選ばれたもの。
 協議会のメンバーは、県、大津市、彦根市、近江八幡市、高島市、東近江市、米原市、公益社団法人びわこビジターズビューロー、公益社団法人県文化財保護協会で、会長にはビジターズビューローの佐藤良治会長、副会長には谷口良一県観光交流局長が選出された。事務局は、県観光交流局に設置された。
 今年度の事業として、日本遺産のPRのために、多言語でのホームページや認定を受けた文化財や施設、見どころなどを解説するパンフレットの作成、多言語対応観光案内版の設置などを予定している。
 なお協議会では国に対し五千九百万円の交付申請を行っている。
[PR]
by azch | 2015-07-21 23:07 | 安土観光拠点
line

信長の安土城跡を始め貴重で豊富な歴史文化・自然環境を活かした「安土まちづくり」情報を発信


by azch
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30