楽市楽座館で七周年感謝祭
=年の瀬恒例の「感謝祭」お座敷演芸で笑いの交流=
お座敷演芸で笑いを誘う手品を楽しむ人々
安土駅前通りの街角にある楽市楽座館で七日、七周年感謝祭が開かれた。
毎年、駅前のイルミネーション点灯に合わせて開かれているお楽しみイベントで、近所の子どもから高齢者まで幅広い住民が訪れ、バザーや演芸で楽しい交流の場を持った。
同館は、銀行の支店だった建物を地元で買い上げ、地元有志のボランティア組織(二十人)が、土・日曜日と祝日に開館し、観光案内や地元の特産品販売などを行っている。
感謝祭は、地域の人々が楽しみにしている師走恒例の催しで、午前中は地元のインターネットテレビによる同館のサポートグループの活動報告と滋賀県新任職員が地元で取り組んだ研修の成果の報告会が開かれた。
午後からは、和室の大広間で「お座敷演芸会」が開かれ、女性の腹話術「しんちゃんと昔のお姉さん」、シン・イ・ペン(芸名)さんの楽しい手品、浅小井ふれあい劇団の「踊りチンドン」が出演し、客席を楽しませた。
安土楽市楽座の代表理事・熊木清一さん(72)は「楽市楽座館は、町商工会などの協力を得て、駅前商店街の活性化を目指して活動を行ってきた。近年、まちづくり協議会も設立され、役割を分担して地域に親しまれ、愛される場所としての施設運営に取り組んでいきたい。最近では、インターネットテレビの協力を得て若い人が来るように情報の発信もしてもらっている。継続した活動が求められており、運営スタッフの後継者づくりにも必要になっている」と課題を抱えながら、継続した館運営に取り組んでいる。
まち協や公民館でもない顔なじみのボランティア組織だからできる活動が、地域の連帯感を守っている。