近江八幡市域における県道バイパス工事
滋賀報知新聞 県政NOW
=滋賀県議会議員 高木 健三=
社会資本整備の道路に関する要望は、県全体として道路の拡幅や、バイパス整備といった道路整備の要望が多い訳ですが、現在、近江八幡市内で計画されている県道のバイパス計画は、県道近江八幡竜王線の「岩倉バイパス」、県道大津守山近江八幡線の中部湖東幹線(仮称)「牧バイパス」、県道大津能登川長浜線の「安土・能登川バイパス」があります。
いずれも「滋賀県道路整備アクションプログラム2013」に位置づけられており、沿線地域のネットワークの形成、ならびに広域的発展と県民の暮らしを支える道路として、早急な着工が望まれるバイパス整備であります。
しかしながら、目に見える動きが見られないのが現状であります。
県道近江八幡竜王線の「岩倉バイパス」は、地元協議会においてルート決定まで進みましたが、県の見直しでストップがかかった状態であり、早急に必要な調査を実施し、計画の実行を願うものであります。
特に蒲生インターが開通して、羽田バイパスと一体としてその先からの岩倉バイパスが進展なし。一体何年かかっているのかと残念な思いであります。
県道大津守山近江八幡線の「牧バイパス」に関しては、地元住民の参画によりルート提案をしているものであり、人家を通る幅員の狭小区間では事故が多発している箇所があり、早急な解消が切望されています。この牧バイパスに関しては、牧町の住民の何十年にもわたる強い要望に対して、近江八幡市も先行して道筋を立てて頂いている中、中部湖東幹線の先行をお願いしているものの、都市計画道路の変更等もあり、その対応にあまりにも期間を要しており、広域的発展と県民の暮らしを守る道路として、早急に着工が望まれる訳であります。
また、県道大津能登川長浜線の「安土・能登川バイパス」についてですが、東近江市域の「能登川工区」では整備が進んでいると仄聞をしていますが、近江八幡市の「安土工区」はルートの決定もされていないようであります。安土と合併して数年が経過した中で、拠点の最重要道路として期待している中、そのルートすら決まらないのは、これからのまちづくり計画が出来ず早急の実現が望まれます。
それぞれのバイパス事業の進捗状況や事業を進めるにあたっての課題は何なのか、よく検討して、一日も早く地域住民が安心して生活できるよう、取り組みを積極的に進めて参ります。