近江八幡市立資料館
滋賀報知新聞
=有料化から26年で達成 長岡京市の夫妻に記念品
入館者100万人目の高田夫妻を祝う津村副市長
近江八幡市新町の市立資料館の入館者数が二日、昭和六十三年に有料化されて以来、百万人を突破し、記念イベントが催された。
この日、めでたく百万人目の入館者になったのは、京都府長岡京市から訪れた高田富造さん(73)と夏江さん(73)夫妻。
祝いに駆けつけた津村孝司副市長と資料館の指定管理者で株式会社まっせの立岡功次取締役が、百万人達成を祝う垂れ幕の綱を引き、高田さん夫妻に花束と記念品を贈った。
高田さん夫婦は、何度も近江八幡市を訪れており、この日は、観光ボランティアから「市立資料館は、訪れる価値があるよ」と言われて、初めてやって来たという。
思わぬ歓迎を受けた夏江さんは「ニュースなどで、入場者何万人達成というのを見て、一度は経験したいと思っていたが、本当になるなんて。このような場に立ち会えて、よい思い出になりました」と話していた。
同資料館は、旧近江八幡警察署の建物を譲り受け、昭和四十九年に開館。その後、隣接の旧西川家住宅(重要文化財)などを加え、今年で四十年を迎える。
観光スポットの近江商人屋敷が並ぶ新町通りの入口にあり、近江八幡の歴史を伝える貴重な文化財資料を所蔵し、公開している。観光客用の駐車場も近いことなどから年間を通して来館者がある。