八幡堀まつり
滋賀報知新聞より
=堀端・町並みライトアップ 各施設ではコンサート=
八幡堀や周辺の町並みに灯りをともし、深まり行く秋の宵の風情を楽しむ「八幡堀まつり」が十三、十四日の二夜にわたり開かれる。
第十七回を迎える今回は、八幡堀の堀端や旧市街地の通りを手作りローソクでライトアップ。やさしく、温かな灯り約二千五百個の列が、受け継がれてきた旧市街地の歴史と伝統の美を浮かび上がらせる。
まつりに協賛する文化施設の無料公開や町屋の特別公開、コンサートが催される。
公開される歴史文化施設は、旧八幡郵便局(ヴォーリズ建築)、かわらミュージアム、白雲館、野間清六邸(商人屋敷)、市立資料館(旧伴家住宅)、天籟宮(てんらいきゅう)、ボーダーレス・アートミュージアムNO―MA、マルチメディアセンター、近江八幡まちや倶楽部。
八幡山山頂から望む「はちまんドル」の夜景 イベントでは、野間清六邸で午後七時からギターアンサンブルと琴アンサンブルのコンサート、白雲館のアフリカ音楽と絵画展、天籟宮ではBIWAKOビエンナーレ2014、ボーダーレス・アートミュージアムNO―MAの企画展、石畳の小路のクラリネットコンサート、マルチメディアセンターのパソコン教室生の作品展示とパソコン無料相談などが開かれる。
屋外では、八幡山ロープウェーの営業時間を午後九時(上り最終午後八時半)まで延長し、山頂駅から瑞龍寺までの散策道をライトアップする。
山頂から眺望できる市街地の夜景は「はちまんドル」とも呼ばれ、その美しさに人気を集めている。山頂の瑞龍寺本堂前ではヨシ笛とオカリナのコンサートが開かれる。時間はいずれも午後六時から午後九時まで。問い合わせは、近江八幡市観光物産協会(TEL0748―32―7003)へ。