写真集「琵琶湖と人の暮らしをつなぐ八幡堀」
=ハートランド推進財団が写真集刊行=
刊行された写真集「琵琶湖と人の暮らしをつなぐ八幡堀」
近江八幡市の観光資源として寄与している八幡堀や西の湖一帯の自然環境保全の取り組みを収録した写真集「琵琶湖と人の暮らしをつなぐ八幡堀」が刊行された。
一般財団法人・ハートランド推進財団が作製したもので、自然豊かな水辺環境と共にあった昭和三十年代の人々の暮らしのようすや風景を記録した写真や高度経済成長で豊かになった生活と引き換えに失われた八幡堀の水環境、農業の生産性追求の陰に姿を消していった水郷の美しい景観など、その今昔の姿を対比しながらどのように変貌していったのかを浮き彫りにしている。解説文には、開発と共に姿を変えていった地域の自然と景観を守ろうとした運動やその成果が掲載され、観光資源として活かされるまでの人々の努力や経緯が読みとれる。
A4サイズ、全八十二ページ。一冊一、〇八〇円。五千部発行。白雲館をはじめ市内観光案内所で買い求め出来る。問い合わせは同財団(TEL0748―33―5510)へ。