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里山整備と防災対策

常楽寺生産森林組合 柴や竹で粗朶(そだ)づくり


=大中湖干拓農地で活用 里山整備と防災対策=
竹や雑木を伐採して粗朶を作る組合員
里山整備と防災対策_e0093407_20114020.jpg

 水田等の暗渠(あんきょ)資材として使われる細い枝木や竹材を生産し、地元の水田に活用する取り組みが近江八幡市安土町の常楽寺生産森林組合で始まった。
 暗渠に使われるものは粗朶(そだ)と呼ばれ、水田の地中に等間隔に埋設された暗渠管の周囲に束にして埋め込むと排水効率が向上し、耕作土壌の乾燥化に役立つ。
 同組合では、大量の粗朶が使われている大中の湖干拓地の水田用として使う相談を受け十五日、組合員約三十人が安土町上出地区の繖山(きぬがさやま)山麓の雑木林で伐採作業を行った。
 粗朶の埋め替え工事が行われている大中湖干拓地では、これまで県外の業者から調達していたが、地元で一部でも調達出来るならばと粗朶の地産地消を目指すことにした。
 森林組合では、山麓に人が入ることはなくなって雑木林が覆い、竹も繁茂して荒れ放題になっている里山の管理が行き届くことで山林防火にも役立つとして期待を寄せている。
 伐採された枝木や竹は、長さ三メートルに切り揃え、直径二十五センチほどに束ねて結束、およそ五百束を納めることにしている。
 重野彦兵衛組合長は「里山が荒れ放題になって、有効な対策がない中で里山の整備と自然環境の保全、また、組合員の就労の機会に
もなる。雑木林を撤去した山肌にはスイセンなどを植えて、季節の花が咲く里山作りに取り組んでいきたい」と話している。
by azch | 2014-03-21 20:10 | まちづくり研究会
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