近江八幡市学校給食センター
=来年2学期から2校除いて 幼、小・中学校で完全給食=
近江八幡市は十九日、来年九月から旧近江八幡市内の市立幼稚園、小学校、中学校で統一献立の給食を調理する「(仮称)近江八幡市学校給食センター」の起工式を旧と畜場跡地(武佐町)で行った。
旧安土町内では、幼、小、中学校で給食が提供されており、市として統一を図ることや保護者からの要望に応え、旧近江八幡市内でも実施することにした。ただし、学校施設が新しい金田小と距離的に遠い沖島小については自校方式を継続する。
施設の完成に伴い安土町の学校給食センターは平成二十六年三月末で廃止し、新施設と統合する。
建設される給食センターは、鉄骨造り二階建て(のべ床面積四、三〇〇平方メートル)で、一階に調理室、炊飯室、野菜と魚肉の下処理室、残菜庫、洗浄室などを設ける。また、食物アレルギー対応の調理(最大二百食)を行う専用室も設置する。二階には、調理実習室、研修室、見学通路などを設ける。調理能力は一日九千食で、災害時の炊き出し機能を備えている。
施設の完成は来年七月末。工事費は十九億五、五〇〇万円。