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特別企画展示「清盛の時代と近江」

清盛の時代と近江 安土城考古博物館

=ドラマ放映で特別企画展示 3つのテーマで 連続講座も=

県立安土城考古博物館(近江八幡市安土町下豊浦)で、NHK大河ドラマ「平清盛」の放映にあわせた特別企画展示「清盛の時代と近江」が開かれている。三月三十一日まで。
 平清盛とその一族、さらに宿敵源頼朝等が活躍した時代の近江の様子を、館内にの三つのコーナーを設けて、出土文化財や文献資料の展示で紹介する。
 第一のコーナー「都を支えた近江の物流」は、当時、東国・東海・北陸の物資や情報のほとんどが琵琶湖の船運を利用して都に運ばれていたため、琵琶湖船運が重要視され、清盛も日本海と琵琶湖を直接結ぶ運河の開削を試みていることなどから、清盛の琵琶湖運河計画を紹介し、運河の起点となった塩津港遺跡、物資の陸揚げ港であった大津坂本、瀬田川から日宋貿易による文物がもたらされた大津市関津遺跡の様子を紹介する。
 第二コーナーは「姿を見せた神の庭」。近江は名勝指定庭園が京都に次ぐ「庭園美」の国であり、野洲市の二之宮神社庭園と兵主神社庭園、高島市の池ノ沢庭園は清盛時代の庭園で、その歴史は平安時代まで遡り、その全容がわかるものは全国的にも少なく、水に対する神祀りのための空間として造園された「水の国近江」の伝統の深さを示すものとして、庭園史上貴重な存在として評価されている。
 第三コーナー「『もののふ』活躍の時代」では、武士(もののふ)が歴史の主役として躍り出た時代の、平家、奥州藤原氏、近江守護の佐々木氏の動向を示す文献資料や、武蔵坊弁慶が関係したと伝えられる経典を展示。武家政権が源平交替で掌握するという思想を反映して造られた「織田氏系譜」も紹介する。
 同館は月曜日休館(月曜日が祝日の場合は翌日)。入館料は大人四百五十円(一月二十三日―二月十日四百円)、高大生二百五十円、小中生・障がいのある人・県内在住六十五歳以上は無料。問い合わせは、滋賀県立安土城考古博物館(TEL0748―46―2424)まで。
 会期中、二月十一日までの毎週土曜日、午後一時半から「連続博物館講座」も開かれている。定員は当日先着百四十人。参加料は三百円(資料代)。今後の予定は次の通り。
 ▽1月28日「平家滅亡の年、琵琶湖を津波が襲った」 長浜市塩津港遺跡から見つかった津波に襲われた神社遺跡を通した神社信仰の実態 講師・横田洋三さん(県文化財保護協会)
 ▽2月4日「平経正、『竹生島』で秘曲を奏す」 近年、県内で相次いで発見された庭園について、琵琶湖と竹生島の関係から 講師・大沼芳幸さん(同館)
 ▽2月11日「安土・景清・源平盛衰に因む草木」 同館敷地のイヌザクラや「影清椿」と、静御前や平景清に因む話題を写真を交えて 講師・西田謙三さん(同館)
by azch | 2012-01-24 23:45 | 観光ネットワーク
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