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安土城考古博物館

シリーズ「近江の城を掘る」第2回は関津城の調査成果
=18日まで 安土城考古博物館=

 県内で行われている城郭発掘調査の成果を紹介するシリーズ「近江の城を掘る」の第二回が、滋賀県立安土城考古博物館で開かれている。十八日まで。
今回は、大津市関津の「関津城」での調査成果を取り上げた。
関津城は、瀬田川が鹿跳峡谷となって京都に流れ降る境目の丘陵に位置する山城。城主は、鎌倉時代に定着した宇野氏と考えられている。丘陵上に造られた方形土塁囲の主郭を中心に、その裾部分に土塁で囲まれた屋敷地がある。

県教委と財団法人滋賀県文化財保護協会による発掘調査で、主郭周囲の山を急角度で切り落とした「切り岸(きりぎし)」を復元したほか、城内に六棟以上の礎石建物が見つかったことで、有事に立て籠もる機能よりも、日常的に城内が利用されていた様子が明らかになった。
見つかった建物の全てが礎石を使ったもので、特に、最古の礎石建ち土蔵建物の基礎構造がほぼ完全な形で見つかり、全国的な注目を集めた。
また、焼け土や焼けた土壁、焼けた器などが多く見つかり、この城が火災に見舞われたことがわかった。さらに、火災部分に新しい建物を建てていることから、複数回の火災があったこともわかった。

そのほか、土師器、国産陶磁器類、輸入陶磁器類、漆器椀などの食器類が多数出土したほか、井戸近くの建物内には「酒」の可能性が高い「物」の生産や貯蔵が行われていたと思われる大きな甕が六個埋め込まれており、火災にあった土蔵の中からは炭化した多量の穀物が見つかり、茶道具、屏風金具等とともに、城内での生活振りを垣間見ることができるだけでなく、接待、接客による領国の統治といった城郭の機能に対しても新たな視点を加えることができる。
同館は月曜日休館。入館料は大人四百円・高大生二百五十円・小中生・障害者・県内在住六十五歳以上無料。
問い合わせは、滋賀県立安土城考古博物館(TEL0748―46―2424)へ。
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by azch | 2011-11-14 22:27 | 観光ネットワーク
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信長の安土城跡を始め貴重で豊富な歴史文化・自然環境を活かした「安土まちづくり」情報を発信


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