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安土町常楽寺の寺内(じない)地区

わがまちのルーツ知ろう じゅんじゅんの会が親睦勉強会

=「寺内」は「寺内町」なのか?=

近江八幡市安土町常楽寺の寺内(じない)地区の住民親睦組織「じゅんじゅんの会」(代表・國隆寺内町会長)はこのほど、自分たちの住む地域のルーツを探る勉強会を開いた。
同会は旧安土町時代の「地域未来(ゆめ)づくり事業」としてスタート、毎年様々な地域活動に取り組んでいる。今年は、字名の「寺内」の歴史を知ろうと、市文化観光課の坂田孝彦さんに講師を依頼し、字名の由来の謎に迫ることにした。

寺内会議所で開いた勉強会には、会のメンバーや住民ら約二十五人が参加。講演「常楽寺は寺内町(じないまち)かどうか――中世常楽寺と安土城下町――」に耳を傾けた。
坂田さんによると、寺内町は宗教施設を核とした堀などで全体を囲んだ武装したまちのことを言い、十五世紀中ごろから、特に比叡山による本願寺の焼き討ち以降の連如による地方への浄土真宗の伝播と共に頻繁に発生した。

方一町(約百メートル四方)の「寺内」がはたして「寺内町」であったのかどうか。天正八年(一五八〇)に安土町内に六町の寺地が与えられ、本願寺別院が建設されたが、安土城下町で防御施設を作ることは許されない。武装していない以上「寺内町」ではない。本願寺別院が後に八幡別院に移ったことから、「寺内」は本願寺別院の跡地ではないかという結論に達した。
 講演後参加者は、地域の歴史ロマンに花をさけせながら、講演前に自分たちで処理した鶏肉や持ち寄った野菜などでつくった会恒例の鶏鍋に舌鼓を打った。
by azch | 2011-09-07 23:21 | まちづくり研究会
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信長の安土城跡を始め貴重で豊富な歴史文化・自然環境を活かした「安土まちづくり」情報を発信


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